『【機械仕掛けの秩序】』作者:琥珀 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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神はこの世のありとあらゆるものを構築しました

地よ 全ての土台となり 全てを支えよ
炎よ 紅蓮に燃え上がり 熱を巻き上げよ
水よ 広大なる海を根付き 雨によって大地を潤せ
風よ 姿無き鳥のごとく 空をかけぬけよ 
森よ 大地を緑に染め 全てに至福をもたらせ
光よ 万物を照らし あるべき姿を映し出せ
命よ 姿・心・魂をひきつれ 自我のままに生きよ
時よ 無限に過去を生み出し 永遠に現在から未来へと歩み続けよ

地・炎・水・風・森・光・命・時
音・雷・闇・硬・重・色・痛・死・・・・・・
神はありとあらゆるこの世のことわり、ルール・・・
つまりは世界の?秩序?を構築しました

それはそれは疲れました 例え神であろうとも
無限の宇宙に散らばる星の数ほどの?秩序?を構築したのですから

しかし神の仕事は終わっていません
最後にして永遠の大命・・・それは?秩序?の管理
神はそれはそれは悩みました

「う〜む うむうむ 困った困った
 この先永遠にこの創造物を管理するほどの力は残っていない」

神はブツブツと考え込みます
そんな彼に、それはそれはとろけそうなほど甘い囁きが轟きます

「おやおやおやおや これはこれは
 我らがこの世の創造者・St(セント).フェスティムがお困りだ
 でもでもでもでも ご安心あれ わたくしピサロに秘策あり」


囁きの主は 神とそっくりなもう一人の神
しかしそっくりなのは輪郭だけ
その姿は洞穴の奥の暗闇のように真っ黒です
ピサロと名乗った黒い神は言葉を続けます
 
「ではではではでは それではそれでは
 アナタの代わりに永遠に?秩序?を管理するもの・・・
 例えば主の命に自我を持たずに忠実に働く?機械?を、
 アナタの残されし力を振るって創ってみるのはいかが?
 さすれば永遠に、アナタへの安泰と、この世の平和をもたらせるでしょう」

まさに神々しく光り輝く、フェスティムという名の神は答えました
「ほ〜う ほうほう そ〜れはそれはとってもとてもいい考え
 よ〜し よしよし そうしよう」

そういうと、光り輝く神は
自らの光り輝く体の一部、骨や血液・髪などをつかって、
それはそれは不思議な?機械?を、星の数ほど創りました。

この世の?秩序?を設定・構築し、それらを管理する永久機関
?機械仕掛けの秩序?の完成です

光り輝く神は満足げに微笑みます それはそれは天使のように
真っ黒な神も満足げに微笑みます それはそれは悪魔のように


                            【続く】
2005-07-13 20:57:07公開 / 作者:琥珀
■この作品の著作権は琥珀さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
今作品は「秩序」と「機械」それらの「歪み」をテーマとした全部で3話程度の創作神話です。
神話っぽくするべく、小説というよりどちらかと言えば絵本に近いイメージで書きました。ストーリーが大雑把だし、セリフが変な感じですが「テンポ」を大切にしました。これが完成したら、この神話と「機械仕掛けの秩序」を巡るファンタジーアドベンチャー小説を書いてみたいと思います

ご意見・感想をだしていただければ幸いです。
この作品に対する感想 - 昇順
初めまして、菖蒲と申します。
確かに語りは絵本のようで、こちらに言い聞かせる準備は万端のようですね。ただそのためか、改行をはさんだ文章の移りに若干の違和感を感じます。童謡のように物語の節目を繋ぐ台詞は、テーマの異質さを盛り立てる感があっていいと思いました。天使と悪魔の微笑みの意味を区別し、量るのは正直人間には無理でしょうね。表裏一体とも言えるそれらの思惑は、これからどんな機械の運命を造りだしていくのでしょうか、楽しみです。では次回も期待しております。
2005-07-12 21:10:51【☆☆☆☆☆】菖蒲
羽堕です(o*。_。)o読ませて頂きました♪面白い発想だなぁーと思いながら楽しく読めました♪二人の神の個性的な口調は、私的にですが、テンポを悪くしているように感じました(^^;;この話が、どう展開していくのか、とても気になるので続き楽しみしています(。・_・。)ノ
2005-07-13 01:48:39【☆☆☆☆☆】羽堕
ご意見どうもです〜。まだまだ荒削りなので、少しずつ修正を加えつつ、話を進めて行こうと思います。
2005-07-13 20:59:50【☆☆☆☆☆】琥珀
童話みたいですごく面白いです。黒い神様の喋り方がとても楽しいです。なんだかこのお話私は好きですね。感覚的に。機械を作って管理、どうなるのかな。黒い神様って、もしかして悪者かな? 続き楽しみにしています。
2005-07-14 02:14:02【★★★★☆】鈴木太郎
拝読しました。神話っぽくするため、とあるので仕様だとは思いますけれど、全体に渡って文章における表現が不明瞭であり現実味がありませんでした。いや、現実味があっても困りますよね。これはこれでいいかなと。ただ気になったのは三話程度の御噺になるという事で。おそらくこの仕様のまま進むと推測しますに、全てを書き終えた時に「何かが始まる」と言うか「序章」のような仕上がりになるのではないかなぁと。それもやはりコメントにあるように、意図的なのかな。ただ、神話としましてもやはりそれは御噺であるから、少しばかり解り易くてもいいのかなとも思います。あ、京雅の個人的な感想で御座いますから気になさらないように。テンポはすごくよかったです。物足りないくらいでした。失礼な事を書き込んで申し訳御座いません。次回更新お待ちしております。
2005-07-14 04:48:33【☆☆☆☆☆】京雅
はじめまして。戮煦ともうします。ころくと読みます。どうぞよろしく。拝読いたしました。このような文章を見る機会は余り無いので、どういった形になっていくのか楽しみです。表示されているテーマも魅力的ですし、完成した後のファンタジー小説も期待が持てます。しかし、これは自分の性質に問題があるのだと思われますが、テンポを重視されたとの記述通り、確かにその様子は分かるのですが、返って乗り辛い感じが致しました。テンポができていないのではなく、何か周波が合わないと言うか。自分、リズム感がないやも知れません。偉そうに言うて、自分はテンポなど作れる分けでは有りません。ついこないだもわざわざ崩していると言われたばかりです。なので、自分が乗りづらいということは、決して悪いことではないのやも。続きを楽しみにしています。失礼な感想申し訳ありませんでした。
2005-07-14 11:09:55【☆☆☆☆☆】戮煦
作品を読ませていただきました。発想は面白いと思います。神の書き分けもいいのですが、全体的に文章のリズムがちぐはぐだった印象を受けました。それと、神話としての力強さが弱かった感じです。少々大仰に書いても神話ならば違和感がなかったのかなぁと思います。勝手なことを書き散らして済みません、お気に障られたら謝罪します。では、次回更新を期待しています。
2005-07-16 08:42:24【☆☆☆☆☆】甘木
こんばんわ〜、上下で御座います〜。
ではでは感想で御座います。とは言いましても、頭の悪い上下です。少し意味がわからないところが多発です。まあ、きっと続きを見れば分かると思うのですが(あくまでおそらくです)いえ、もちろん大体の部分は分かります(^o^; だから、次回も楽しみにしています。
2005-07-16 20:38:52【☆☆☆☆☆】上下 左右
計:4点
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