『ドライブ』作者:ミズキ / V[g*2 - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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免許をとってすぐ、親が車を買ってくれた。
淡い光を放つ、グレーの新車。
俺は早速、あてのないドライブに出ることにした。

小道を抜け、大通りを覗くと、多くの車が列を成していた。
それらは互いに急かしあい、結局皆同じスピードで走り続けていた。
俺はなんとなく、その流れに入っていける自信がなくなってくるのを感じたが、やってみると意外と簡単だった。

俺は大いなる流れの中で、ただ前の車――真っ赤な外車だったが――との距離だけを注意しながら運転していた。
次第に俺は、この流れについていくことに不安感を覚えはじめ、何度かわき道に抜けようと試みたが、ぺーぺーの俺は、その『間』がわからず、結局失敗に終わった。

しかし、不安感が徐々に俺の心を塗りつぶしていき、何だかとんでもないことになりそうな気がしたその時、俺は思い切ってわき道に向かってハンドルをきった。
クラクションの音が聞こえたが、気にしなかった。

俺はわき道をただ、自分の思ったとおりに進んだ。
前方にも後方にも、車は一台もなかった。

その時、急に道が開け、俺の前に広い広い草原が広がった。
俺は急に衝動にかられ、車を飛び出し草原に寝転んだ。
体全体をなでていく風と、土の香りがとても心地よかった。

俺は、自由だった。
2005-04-25 17:43:55公開 / 作者:ミズキ
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■作者からのメッセージ
処女作です!
どうぞ見ておくんなまし。

ちなみに、俺(ミズキ)は男です(水城)。
今後ともよろしくお願いします。
この作品に対する感想 - 昇順
どんな話か掴みにくくストーリーもほとんど分かりませんでした。
ただ、車に乗って、草原行って、寝転がった。それで終わりって感じ・・。

どうも、チキンズです。ちょこっと覗いてみた掲示板。そんな偉そうな口たたけませんが。たとえ短くてももっと話を膨らませないと読んでるほうもつまらないです。次回作期待してます。
2005-04-25 18:03:32【★★☆☆☆】チキンズ
短いですが、情緒あるストーリーですね。
人間徒歩が一番です。うん。
2005-04-25 18:37:27【☆☆☆☆☆】由紀
チキンズさんの言うとおり、とは言わないまでも、ちょっとこれは投げやりですよね。はじめやして。貴志川です。
まるで原版(プロット)を流し読みされたような感じです。あまりにもちょっと……とにかく小説と言うものがどういうものなのか、と言うことから考え直してみましょう。多くの作品を読むこと、そうすることでいきなり上手くなった人たちをたくさん見てきています。頑張ってください。
ではノ
2005-04-25 19:04:36【☆☆☆☆☆】貴志川
拝読しました。短いなぁ、と先ず一言。文章自体は読み難くないので、も一寸話に肉付けしていくと面白くなるのかな。ここの掲示板には良質の作品が溢れているので、もっと読む事だけでも上達するはず。では、偉そうな事を語った私の事はさておき、次回作も頑張って下さい。
2005-04-25 23:04:11【☆☆☆☆☆】京雅
ちょっと補足しておきます。
ここで言う『車』とか、『大通り』とかが何を意味しているのか?
・・・を考えて欲しかったのですが・・・。
そういうのを伝えきるのって難しいんでしょうか?やっぱり。
感想、本当にありがとうございます。
次は、もう少し長編にチャレンジしてみます。
2005-04-25 23:43:49【☆☆☆☆☆】ミズキ
初めまして甘木と申します。作品拝読させていただきました。読者に全てを任せるのは良いことではないでしょう。骨子だけを与えて、描写をほとんど与えず枝葉末節まで想像させるのは無理があります。もう少し読者サイドに寄って書かれてはいかがでしょう。では、次回作品を期待しています。
2005-04-25 23:49:35【☆☆☆☆☆】甘木
 初めまして、恋羽(ここは)です。読ませていただきました。
 自分も一人称で語る作品を多く書くものですから、この作品を見ると少し残念に思えました。というのは、最後の「俺は、自由だった。」がどういう意味を持つのか、それがあまりにも判り難かった、ということです。もちろん何かのメッセージを含んでいるのはなんとなくわかりましたが。ですがもう少し何らかの方向性を付けてあげないとわかりにくいですね。一人称はそういった点で有利であると思います。もっと主人公がどんな性格でどんな生活を送っているのかを書かないと暗に意図するメッセージは届かないでしょう。誰もが教科書の文章解説のように文を読むとは限らないのですから。といってもひよっこの言うことですから、気にしないでください。長々と失礼いたしました。それでは。
2005-04-27 14:30:26【☆☆☆☆☆】恋羽
初めまして。読ませていただきました。私もず〜っと前にミズキさんの作品に良く似たものを書いた覚えがあります。確かあの時は「自分はこのまま周りと同じでいいのだろうか?」と素朴な疑問を持ったときだったと思います。感想というか、なんかその当時を思い出させる話だったな〜っと思いました。では。
2005-04-29 00:39:45【☆☆☆☆☆】花檻
計:2点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。