『オ・ト・モ・ダ・チ!! §2』作者:asako / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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私はどうやって死んだんだろう・・・・・・、。

覚えていないの・・・・・・。




 『覇依ちゃん!!』

瑠彌。

夢の中でも私の名前を呼んでくれたね。

嬉しいけど、もう私は起きる事はないんだ。





「覇依ちゃん・・・」

どうして死んでしまったの、と。

瑠彌は、これからどうすればいいの。

(覇依ちゃんが死んだときのこと、今でも覚えてる。一生忘れない。)

それは、1ヶ月前。丁度23日、今日だ。

初命日・・・・・・。

(覇依ちゃんは、私の事かばって死んだんだ。)





あれ??

私、どこに居るの??

宙を浮いてるのだけれど・・・・・・。

深い眠りについたはずが。

何故こんな所に?!

気がつくと、瑠彌が私のお墓の前で手を合わせてた。

え?

瑠彌・・・

その、隣に居る子はだあれ??

瑠彌は、その子に向かって話し始めた。

「覇依ちゃんは、私をかばって死んだの。コンビニ強盗にわたし、人質にされてさ。一緒に居た覇依ちゃんが私の前に来て、犯人に包丁を突きつけられて・・・・・・っ!!私がいけなかったの!!覇依ちゃん・・・」




はっ、とした。

わたし、そうやって死んだんだ。

なにか、変なものが私の心に溜まってゆくみたい。

いままでのこと、少しづつだけど、思い出してゆく自分が痛かった。

そして・・・――――――

2003-10-23 19:37:13公開 / 作者:asako
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■作者からのメッセージ
第2弾です。えと、短編なので読みやすいと思います。よろしく!!
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