『スマイルドクター』作者:リョウタ / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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原稿用紙約11.87枚
毎日 なんとなく学校に行って 友達と適当な話をして 授業をして
いつのまにか 夏になって 夏になったかと思えば すぐに秋になる
つまり 別に何も無いということだ これを俺は忙しいで片付けている
べつに強弱のない平凡な暮らしがいやなわけでもないし
バスに載って いつもの大学へ通って いつも道りに一日をすごすつもりだった
しかし・・・・・・
「今日から このクラスで一緒に勉強することになった 志穂さんだ」
定番のせりふである

「よろしくお願いします」
その人は とてもおとなしそうな人だった
俺はその子を見たらドキッときた
「君の席は 信也のよこだ」

「お 俺のよこですか・・(汗」
俺は嫌がるようなそぶりを見せつつ喜んでいた」
「よろしく」
いつのまにか隣に座って 笑ってあいさつしている

明るく返事を返そうとしたが のどのあたりで 言葉がつまり
「あぁ」
としか返事ができなかった

そして 授業中も彼女のことが 気になり いつものように眠れなかった
すると彼女が ノートに
「私 勉強 苦手なんだ 特に英語とかきついから 適当にメモでも交換しよぉ(笑」
俺は唖然とした おとなしそうに見えたから もっと勉強が得意な
優等生だときめつけていたのに こんなコメントを返すとは・・
俺は緊張して渡された紙に何も書くことができず そのままつき返してしまった
(あぁぁ なにやってんだおれは・・・)
心の中で そう思った
すると考えが顔にでたのか
彼女は紙に「そんなに緊張しなくてもいいのに(爆」
と書き俺に見せてきた
その時 先生が「志穂 次のところを読みなさい」
「え あ はい・・」
彼女は目で俺にどのページを読めばいいのか聞いてきた
俺はこっそりノートにページを書いた

志穂が読み終わって席についた
彼女は紙に 「Thank you bery much」
とかいてきた 俺は思わず笑いかけてしまった
そして 俺はペンをもち
「Thank you very muchだよ バカ」
と書いた
渡してから  やば 怒るかも・・ と思った
そっと彼女の顔を見ると 彼女も笑いそうになっていた
「ほんとだ わたしってバカだねぇ(笑 でも笑ぐらいつけてバカっていおうぜ(笑」
と紙を返してきた そして 安心した俺は気を抜いて「ふぅぅぅ」と
思わず音の大きいため息をついてしまった 
俺は紙に何を書こうか考えながら紙を見つめていたら

「信也 立っとけ」
みんながクスクスわらっている
きずけば俺がメモに書いているところを 先生が横でみていた

(はぁぁ ついてねぇなぁ・・・)と思いながら
立っていた

そして 下校時
「なんか妙に長い一日だったなぁ」
バン
誰かが俺の背中を叩いた
俺が振り向けば 志穂が笑いながら立っていた
「今日は ごめんね〜 反省 シュン・・」

「えっとお詫びとして 今日よってかない〜?」
(な なんてテンションが高いんだ しかも 話のテンポが速い)
などと思いながら
「少しだけなら」
思えば俺が女子の家に行こうと思うなんて久しぶりだな と思った
(もしかして志穂のテンションに引き込まれていってるのか・・汗)

彼女の家は アパートだった そんなに広い部屋では無かったが
なんとなく いい感じの部屋だった

「へぇ 志穂って 一人ぐらいなんだ」
すると志穂が驚いたような顔をして
「あぁぁぁぁ 初めて信也からはなしかけた〜〜〜(笑」
といってきた
「・・・・質問にこたえろよ・・」
俺の言葉をまるで聞かなかったように
「しかも呼び捨てだ〜〜〜(笑」
と返してきた
(調子が狂う・・)

そんなこんなで いつのまにか俺たちは付き合いだした
俺は志穂ほどを本気で愛した
そして 1ヶ月がたった

プルルルル プルルルル プルルルル プルルルル×5

「あぁぁ もううるさいなぁ 誰だよ」
あまりにもしつこい電話にいやいや俺はでた
「もしもし ○○病院ですが 信也さんですね」
病院という響きにちょっと俺はどうようした
「そうですが なんですか?」
「志穂さんが倒れました・・・」
俺は言葉をうしなった 意識が少しおかしくなった
そして しばらくして
「倒れたって どうしたんだ・・?」

「急逝のガンです・・・」
意識がおかしくなっている中俺は必死で冷静をたもち
「なおるのか・・?」
と聞いた
「・・・・・・・・・・・」
医者の返事が無かった
「おい どうなんだよ・・」

「ここではなんですので病院までお越しください」

俺は急いで病院に駆けつけた

そして「信也さん ちょっとこちらへ」
俺は良くわからない部屋に呼び出された
「冷静に聞いてください 志穂さんの病気は治る見込みが無い病気です・・」

「おい ジョーダンだろ 第一なんで俺に報告するんだよ 親とかにまずは報告するだろ」
医者はちょっと驚いたような顔をして
「しらなかったのですか 志穂さんの親戚は全てお亡くなりになっていますよ」
俺は驚いた今まで志穂はそんなこと話したこともなかったし
ずっと笑っていて そんなことを感じさせなかった
俺は意識がうすれていった
「そ その 病気は直らないんですか・・」
医者は俺の目 見ないようにして
「残念ながら まだ直す方法はわかっていません」
おれは顔が真っ青になるのを感じた
「し しんだりするんですか・・・?」
医者は下を向いて
「・・・ もって 後4ヶ月・・・」
俺は言葉をうしなった

そして 俺は横になっている志穂のいる病室につれてこられた
「志穂は気持ちよさそうに寝ていた」
それを見て俺は少し落ち着いた
しかしそのすぐ後
うぅぅぅあぁぁぁ
突然志穂が苦しみだした
医者が
「早く 鎮静剤を 早く」
鎮静剤をうってまらった 志穂はまたおとなしくなった

それを見ておれは この病気は俺が治す そう俺は決心した
俺の心の中で「シェリーに口づけ」がながれた
俺は医者に「4ヶ月 志穂をたのみます」といい走ってでていった
俺は親に全てを話し 病気を治すために当分家に帰らないといった
そしたら母さんが
「そんなことゆるしません 大学はどうるするの そんなことしたらだめです」
必死で止める母さんの口を父さんがふさぎ
「いってこい・・・ その代わりその病気を絶対に治せ」
そういってくれた
俺は小さくお辞儀をし 振り向かずに家をでていった
俺はとりあえず 東海大学医学部付属東京病院へと足を運んだ
そこで 医学の勉強をすることになった
先生は「教えてもいいが もしかしたら 普通の生活に二度と戻れないかもしれないぞ・・」
俺は決断した
「普通になれなくても 俺は志穂の病気を直します!」
「ひとつ言うが 普通になれない上に 病気が治らないこともあるんだぞ」
俺はちょっとためらいそうになった しかし
「何もしないより ぜんぜんマシです」

そして 数日後
医者の良太から
「なんで お前そんなに頑張ってるんだ??」
俺は自分に自信を持てるようになってきた
「志穂を治せるのは俺しかいない」
そうきっぱり言った
「はぁ 他人のために 自分の自由をしてるなんて 普通じゃないぜ」
おれは少しムッときたが すぐに
「じゃあ俺は そんな普通になりたくないんだ」
と涼しい顔で受け流した
良太はおどろいたような顔をして
「いや うん わるかった そんなにお前が彼女のことを思っているなんて・・」
「がんばれよ」
良太は後ろ背で手をふり 去っていった
俺は一日大体13時間ほど医学の勉強をしていた
そのかいがあって 2ヵ月後には確かに医学の腕は超一流になっていた
実際に簡単な病気なら手術で直せるようになったし
そして 自信を持った俺に 先生は冷たく
「浮かれているようだから言うが ここからがたいへんなんだぞ」
と言い放った
「まだ 直し方がわかってい病気を治すなんて今までとレベルがちがうぞ」

志穂に会う前のおれなら きっとあきらめていたとおもう
だけど今の俺は違う
「それでも俺は その病気を治します」
先生は
「いい目をしているな がんばってくれ」 
「アジアにこの病気を研究している雄也という医者がいるんだ」
「そこにいってみるといい きっと直す方法もみつかるはずだ」
先生に場所を教えてもらい飛行機で アジアに向かった

地図がなければ右も左もわからない俺に突然
「お前が信也か」
日本語で俺の名前を呼ばれて俺はおどろいた
「雄也先生・・ですか・・?」
「他にお前の名前をしってる 日本人がアジアにいるとおもうか?」
信也は小さくガッツポーズをし
「早速 病気について教えてください」
と話をせかせた
「まぁ 落ち着け とりあえず 俺の家にこい」

先生の家は 医療器具だらけだと思っていたら
資料がたくさん置いていること意外は普通の家だった
「とりあえず 俺がおしえるまえに ここの資料全部に目を通しとけ」
俺は驚いた
「これ全部って 山ほどあるじゃないですか」
先生は少し声をきつくして
「病気を治したいんだろ」
といった
俺は彼女のことを思い出し 資料に目をやった

東海大学医学部付属東京病院で習った 専門語がいくつもでてくる
普通の人がこれを読もうとしても 暗号としか思わないような
かきかただった
そして3日後
「先生 全ての資料に目をやりました」
先生は誉め言葉のひとつもかけずに さらにきびしく
「じゃぁ この病気の特徴をいってみろ」
俺は少し疲れた顔をしながら
「特徴をいくつかあげた」
すると先生は「その特徴がわかれば 直すことができるだろう」
冷たく言い放った
先生は「今朝 電話が入って 病気が悪化して 危険な状態らしい」
「飛行機のチケットはとってある 急いで帰れ」
俺は先生に何も話さず先生の家をあとにした
そして 帰った俺は急いで病院に駆けつけた
しかし 彼女はもう冷たくなってきた
俺は自分の家に久しぶりに帰ったが「ただいま」も言わずに
自分の部屋にこもり泣いていた
どれぐらい時間がたったかもわかない とりあえず ずっと泣いている
俺も彼女のところに行こうかと思った
その時 床に落ちてあった一枚の紙に目をやった
そこには

「泣くなよ 信也 みっともないから(笑)
 信也のことだから きっと私のために無理してくれたんだろうな
 それで この世の終わりかのように 落ち込んでるんだろうなぁ
 まぁ 私もずっと 信也を見守ってるから
 もう泣かないでね(笑)
 笑ってないと信也じゃないもん
 じゃあ Thank you bery much」

俺は 泣きながら 笑った
「Thank you very muchって教えたのにな あのバカ」
「そうか バカのあとに(笑)なきゃいけなかったんだな」



そして俺は医者になった
自分は絶対に 辛くても悲しくても笑いつづけ
患者を笑顔にする医者
だから彼は
スマイルドクター
とよばれた
単純な言葉だが きっとそれは深く重い言葉だと思う
2003-09-27 22:16:19公開 / 作者:リョウタ
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■作者からのメッセージ
第二作品目です 2時間ほどかかって完成させました
長いながらも 呼んでくれた方ありがとうございます
この作品に対する感想 - 昇順
句読点をきちんと書きましょう。「(笑)」などの表現はネット小説にありがちではあるが、良くない。
2003-09-27 22:21:49【★★☆☆☆】紅堂幹人【EDP】
感想ありがとうございます 第三作品目はその点を注意させていただきます
2003-09-28 08:13:47【☆☆☆☆☆】リョウタ
計:2点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。