『光を目指して』作者: / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
全角1190文字
容量2380 bytes
原稿用紙約2.98枚
時は2050年、地球は温暖化やオゾン層破壊、森林伐採などが原因とされ、
人類は地下深くに都市を築き暮らしていた。
地下の空気は人類の出す、汚染された煙に汚れ、外(地上)と比べ密閉された空間にストレスが溜まった人々は
犯罪を繰り返し、地下都市は荒れ放題になっていた。

そんな中二人は出会ったのだった・・・・




バン!!バーン!! 
ハァ…ハァ・・  
「あっちに逃げたぞ!!押さえろ!!」 
ハァ…ハァ…ハァ… 
薄暗い裏路地を、息も絶え絶えに走っている少年、彼の名はシロ。
この汚れきった世界が少しでもまた、もとの外の世界のように、真っ白く戻るよう
願われ付けられた名だ。
「くそぉ…」    
シロは足にケガをしている、さっきから追われているブラックハンター(借金取り)達に撃たれたものだ。
彼の父はかなりギャンブル好きで、ギャンブルしたさに色んなところから借金をし、
借金総額26億円を残し行方不明になってしまい、残されたシロは日々ブラックハンターに追われ
生活しているのだった。
本当に腐った世の中になったもんだ…出血のせいで頭がクラクラしながらシロは思った。
「ハァ…ぅぅ…」
 痛む足を引きずりながら必死にシロは走った、あんな大金払えるわけない、きっと止まれば殺される。
ふらつきながら目の前の角を右に曲がる。 
「!!」     
シロの前に表れたもの、それは壁。
「しまった…行き止まりか!?」 
急いで引き替えそうと後ろを振り向いた、だが遅かった、来た道はハンター達に
塞がれてしまったのだ。  
「やっと追い詰めたぞクソガキ!!さっさと金払いやがれ!!」
ハンターがシロに拳銃を向けた。
「(くそぉ…)」 
もうダメだと思い強く目を閉じた、その直後?バキッ!!?鈍い音がして目を開けると、さっきまでシロに
拳銃を向けていたハンターが白目をむいて倒れてるではないか。
そして、そのハンターを自分と同い年くらいの少年が踏み付けているではないか!!  
「え!?」  
シロは状況が掴めずぼー然としていた。
「何だお前!?何者だ!?」
チャキッ!!
銃を構える音がし、やっと我にかえったシロ、少年が踏みつけているハンターの
仲間が、銃を向けたのだ
「・・・・??」
だが、少年はまるで銃が分からないかのような顔をし、おびえる気配はまるで無い
それどころか、今度は銃を向けているハンターに向かって突進していく!!
「な・なんだ!?来るな!!撃たれたいのか!?」
ハンターは叫んだが少年はきいていない様子、それどころかさらにスピードアップして
突っ込んでくる!!
ダン!!ダン!!
銃がなった、弾丸は少年の頬をかすり爆破した。

少年の頬から赤い血が流れた。
2004-05-07 19:14:41公開 / 作者:倖
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■作者からのメッセージ
これはそのうち起こるんじゃないか・・・
と思いながら書いたものです、短いですが
よんでみてください。
この作品に対する感想 - 昇順
幅開けすぎました;;
2004-05-07 19:09:01【☆☆☆☆☆】倖
拝読させて頂きました。全体的には好きな世界観なのですが、書き出しの部分で『温暖化やオゾン層破壊、森林伐採などが原因とされ、人類は地下深くに都市を築き暮らしていた』とありましたが、本当にそれだけで地下に行くのでしょうか? もっと詳しい説明が欲しかったです。借金総額28億円というのも、かえってリアリティが無さ過ぎです。突進とありますが、借金取りはそんなに間を空けて走っていたのでしょうか?  などなど、おかしいと思うところが多々ございました。世界観は好きなので、もっと描写などあればいいとおもいました。たかが一読者の感想なので、気にとめてくれなくても結構ですよ。ではでは
2004-05-07 19:27:31【☆☆☆☆☆】蘇芳
拝読させていただきました。蘇芳様のご指摘にある、人類が地下に行った理由なのですが、もっとらしい理由にするための一例をあげるとしたら、オゾン層の破壊による紫外線の問題でしょうか(すごく現実的な話になりますが(^_^;))。紫外線は皮膚ガンや白内障などといった病気を起こす可能性を持っているものらしいです。オゾン層の破壊が進んだのなら、太陽からの紫外線を恐れて人類が地下に逃げこんだというふうにするのもいいのではないのでしょうか。借金28億円抱えてたら・・・私だったらもう、この世に生きていないと思います(^_^;)。個人が抱えているものですから、あまり大きな数字になるのは好ましくないかなぁと私も思います。それから、もうひとつ気になったのは、擬音語が多いことです。「バキッ」とか、「チャキッ」といったような擬音語は文章の質を落としかねません。文章の中にそれとなく入れるということはあるかもしれませんが、擬音語が文章から独立して、しかもこんなにたくさんあると何だか稚拙だなぁという印象を抱いてしまいます。ですが、擬音語を別の言葉に言い変えることも、描写を入れることもすっごく難しいことなんです。これから頑張って書いていって、ゆっくりと上達していかれたらいいと思います。長くなって申し訳ありませんでした。これからも頑張って書いていってください。
2004-05-07 20:24:37【☆☆☆☆☆】エテナ
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