『貴方は知っていますか・・?第二話』作者:鶺鴒 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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ではやっと二話です。
感想宜しくです
第二話始まりの唄死の螺旋

・・・・・・・・・ここはファウティアム。
ファウティアム城
「じい!準備は!?」
そう叫ぶ高い声。そしてじいと呼ばれる男
「お待ちください!お嬢!」
お嬢と呼ばれるのは先ほどの高い声の女であろう。
メイドや男達があたふたしている
「準備が出来ましたぞ!お嬢!」
なんの準備なのだろうか・・・・・・・・・・?
そして、女は、紋章に手を
「行くわよ!『次元を越え、今、いでよ!天地解放!魔力解封!いでよ!勇者!』」
お嬢と呼ばれる女が手を当てた紋章が激しく光った


そして、現代。

おせぇ・・遅すぎる・・あれから3日経つが、何にもおきねえ。それどころか、刺客もこねぇえ
「なぁ・・ハイラルさんよぉ・・未だか?」
「さぁ・・王女の準備が出来てないのでは・・?」
王女・・どんな人であろうか・・?
人物像が全く浮かばない。
「なぁその王女のこと、詳しく教えてくれねえか?」
「教えてと言われましても、私は、名前しか詳しい事は・・」
「なんだ・・まぁいいさぁ・・名前は・・?」
「ルナ・ファスティアス。」
ルナ・ファスティアス、その名前を聞いただけで、俺の頭に人物像が浮かび上がった
それは、美しく、高く、綺麗な声をした俺と同じ年ぐれぇの女が浮かび上がった。
何故だろうか?先刻は浮かばなかったはずなのに、名前を聞いたとたん・・浮かんだ
その時だった。
とたんに家中が光、とても眩しい。
そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エヴァイスが、消え去った。
そして、ハイラルが、口を空けた
「もう召喚したのですね。王女様」
そして・・・・・・

バシュウン!
紋章の中心に何時の間にか、男が立っていた
そして、周りに居たメイドや男達が喜ぶ。
「まてい!」
先ほど、じいと呼ばれていた老人が叫ぶ
「この男が本当に勇者なのか、確かめねばならん!」
・・・俺・・とうとう召喚されちまったのか・・?
「あのさ・・ここどこだよ・・?。俺召喚とやらをされちまったのか?」
見た所、城ではないようだ。
窓もない、閉めきったような空気。どうやら地下のようだ。
「むぅ!・・何故召喚をしっておる!」
行き成りの発言に、じいと呼ばれる老人は驚く
「俺・・ハイラルって奴に色々聞いたんだ。」
それから、一部始終を話した
そこで、
「成るほど・・判りましたぞ。貴方は勇者様のようじゃ。まずは自己紹介せねばのぅ」
やっと認めたか・・エヴァイスは、ホッとする
「私は、ティールノ・ファスノアで御座います。一応、執事を務めております。」
「私はねぇ・・」
声の高いほうの女が言おうとすると
「貴方は・・ルナ・ファスティアス!」
ハイラルから聞いた名前を言った
「御名答!なんで私の名前を?」
「ハイラルから聞いたんだ」
それぞれ、自己紹介が終わると・・
「ふぅ・・遅かったなぁ・俺・・」
そういう台詞で、ハイラルが来た。相当疲れている
そして、ティーアルノが口を開いた
「では・・これを・・・・」
其の手の上にあったものは、長剣だった。
「これは、宝剣エルディア。代々受け継がれる剣なのです」
そう言われて、エヴァイスは其の手から、剣を受け取った。
そして、その剣を鞘から抜き取る。その剣をエヴァイスはじっくりと眺める
大体1・2m程度の剣。ダイヤが埋め込まれている。
そして柄には、赤い布が巻かれている。
そして・・
「では・・地上へ行きますか・・?」
ティーアルノが言った。
そして、無言で、姫が前に出、階段を上がっていく。
其の階段はとても長かった。10分は登っただろうか・・?
地上はまだなのであろうか
そして、階段を上り始めて20分は立ったと思われるとき、やっと地上に出れた
そこで見たものはとんでもない光景だった。
辺りは、町の用にも見えたが、殆ど焼き払われ、家が2、3件しかない。
しかも、よく見てみると、今上がってきた階段は、隠し階段のようで、入口が閉まってしまった今、
何処にある?と聞かれたら探せないような感じだった。
「ここは・・?」
エヴァイスが重い口をあける。
そして、ルナが返答をする
「城下町、バエラナ。本当はお城があったんだけどね。」
「あった?」
「あぁ。ま、魔王軍に攻められちまったからな。因みに、其処の家とか、誰もいねえぜ。」
城下町は滅んでしまったようだ。
他の町もそうなのだろうか?全くも予想していなかった出来事。
もしかしたら、現代ももう少しで・・?
そんなことを考えている暇はねぇ!まずは、コイツらから俺が何を知ればいいのか聞かなきゃ!
「な・・なぁ・・あんた等。俺ってさぁ何をすればいいんだ・・?」
「・・・あぁまだ話してなかったな。貴方は今から、北の町、アルリアスへ行くのです。」
アルリアス・・北の町か・・。初めての冒険に胸が高鳴る・・っていうのか。
「で・・俺一人で行くのか・・?」
なにやら、一人では不安なのか。
「いや、私が行く。まぁ最初は二人きりです。だが、アルリアスには、魔術師がいるといんで、仲間にしようかと」
ハイラルが付いていくようだ。そして、アルリアスでは、魔法使いとやらを仲間にするのか。
「じゃぁ・明朝に出発だ!いい?ハイラル。」
その時、ティアールノが言った
「では、少量の食料と、クリオスを渡します。」

第二話終
2003-09-25 18:41:12公開 / 作者:鶺鴒
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この作品に対する感想 - 昇順
こんにちは。続けてよまさせていただきました。主人公の親しみやすい口調が個性的で面白かったです。続きも頑張ってください。
2003-09-27 01:44:27【★★★★☆】青井 空加羅
読ませていただきました なんとなく主人公を身近な存在にかんじました 続き期待してます 頑張ってください
2003-09-27 21:34:11【★★★★☆】リョウタ
計:8点
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