地震があった11日、自分は朝から体調が悪かった。モールで行われる清掃にも、しんどくて休んでしまった。
とにかく体調が悪かった。それでも店には出た。今思えば、地震を予知していたのかも知れない。友人も体調が悪くて無欠していたそうだ。
店で接客していて、良いパソコンがお客さんに売れたと思った矢先、地震が発生した。
グワラングワランという轟音。お店の出入り口の扉はバタンバタンと暴れ回った。割れないのが不思議なぐらいだった。
棚を押さえようとしていたが、無理だった。キャスターが折れて、上からではなく下を滑るように倒れた。自分の足払いでもするように。
『火事です。火事です』
セキュリティが鳴った。火事では無く地震だ。区別など付く筈もないが。あの警告音と無機質な声は生涯忘れないと思う。
外に出ると、雪が降っていた。みんな寒い寒いと叫ぶように言った。
救急車も来たが、正直な感想としては、思いの外被害が少なかった、という事。中学生たちはブルーシートをテント代わりにし、キャッキャッと楽しそうだった。
あとは長くなるので割愛。
まぁ、ともあれ自分も自分の家族も無傷だった。
電気は昨日の夜に回復し、今に至っている。
食料も問題なし。さすがは田舎。蓄えは充分だった。
ガスはプロパンだったので、ライフラインは平気。なにかと強いぜ。
登竜門メンバーも無事なようで何よりです。
ご心配をお掛けいたしましたが、私は元気です。
ではでは〜